Monamily in Paris (...in London/in Tokyo/in New York/etc...)

派遣留学でパリの街に恋し、東京でアメリカ軍人の夫と結婚し、日系企業の駐在員としてロンドンで単身赴任中の私の純ジャパ奮闘記

【コロナ禍の欧州旅行】フランス・コートダジュール編 ~行きは地獄・帰りは天国 夜行列車の人間模様~

「ニース発の夜行列車降りた時から~ パリ・オステルリッツ駅は雪の中~♪」

と、歌いたくなるくらい、2021年夏のニースとパリの気温差は激しかった。

 

私は1年4ヶ月の在仏生活で計13ヶ国を旅行したが、前半はロックダウンやら制限だらけでパリから出られなかったし、学校の試験や課題で忙しかった時期は全く旅行していないため、実際は正味半年弱で13ヶ国旅行したと言った方が正しい。
これはあくまでも国数で、1ヶ国で複数都市を巡っているケースもあるため、都市数だと50都市以上は訪問しているはずである(GoogleMapから「あなたは先月35都市を訪問しました」みたいなメールが届いたこともあった)。

その中でも、2021年夏は本当に沢山の都市を訪れることができた。友人と一緒でも、1人でも、とにかく常に旅行していた。エッフェル塔に咲き乱れる至極の花火を鑑賞していた7月14日のフランス革命記念日を除き、パリでは洗濯しかしていなかった気がする(荷物を減らすため、周遊旅行はせずに常に弾丸旅行で、1つの旅行が終わると毎回パリの自宅アパートに帰宅していた)。

 

そんな2021年夏の思い出のうち、今回お話しするのは、フランス屈指のリゾート地であるニースを中心とするコートダジュール旅行についてである。

私が訪れたのはニース、エズ、サン・ポール・ド・ヴァンス、マントンだ。

美しい街並みと海や美味しい地中海料理のおかげで世界中で大人気のリゾート地だが、私の中では一人旅に適さない観光地ランキング2位(ちなみに、1位はトルコ)なので、もしコートダジュールに行ってみたいという人がいたら、友人や恋人・家族などと一緒に行くことをオススメする。
なぜ一人旅に適さないかというと、とにかくリゾート地だからだ。リゾート地と言えばくつろぎと安らぎや、景色の良いレストランでの美味しい料理である。
ゆっくりとした時間は1人だと手持無沙汰になるし、景色の良いレストランは1人だとコスパが悪いのだ。勿論、日頃の疲れを癒しに1人で気楽のんびりと過ごすことが目的の人であれば1人でも楽しめると思うが、私が1人で旅行する醍醐味は、絶景の写真を撮るために東奔西走することなので、まったりのんびりするリゾート地に行くなら誰かと一緒の方が良いと実感した。

ということで、私は写真目的にこの地を訪れたため、2つの都市と2つの村を巡るとはいえ、丸2日あれば十分だと思った。
2日間を朝から晩までフルに活用し、かつ費用を最小限に抑えたいと思っていた。

 

そんな私が目を付けたのが、夜行列車だった。
フランスの夜行列車は一度廃止されたものの、環境意識の高い若者をターゲットに運行が再開されることなったという。

私は日本でも夜行列車は一度も乗ったことがなかったので、ぜひこれを機に利用してみたいと思った。
そして、移動しながら睡眠がとれるので、時間とお金を節約できる点もとても魅力的だったのである。

 

だが、現実はそう甘くはなかった。

パリのオステルリッツ駅で列車に乗った私がワクワクしながら二等客室のドアを開けると、そこには予想以上に狭すぎる部屋に3段ベッドが2つ置かれていた。
私は一番下の段だったが、ベッドに腰を掛けると頭が天井にぶつかるので、起き上がることができない。

しかも、30年以上前の携帯電話がない時代の車両を使用しているため、部屋の中にコンセントが全くない。早朝に目的地に到着して「さあ、丸一日観光するぞ!」という時には既にスマホが充電切れという予想外の事態になりかねない。
客室を出ると、1車両に2つほど、窓際にコンセントがあったが、これを大勢の乗客たちが順番に使ってスマホを充電するのかと思うと絶望的である。

夜行列車とはいえ、ハイシーズンかつ直前予約ゆえか結構良いお値段を支払っていたので、あまりの環境の悪さに衝撃を受けた。
先述の通り、物凄い勢いで各地を旅行しまくっていたので、1つ1つの旅程について事前に詳細に調べる余裕がなく、夜行列車の客室内のことは全く事前リサーチをしていなかったのだ。

無駄にスマホを触っていると電池を消費してしまうし、消灯時間までどうやって過ごそうかと途方に暮れて横になっていると、向かい側のベッドの胡散臭い雰囲気の中年男性が話しかけてきた。
何を言っているか理解できず、「英語でお願いします」と伝えたところ、┐(´д`)┌ヤレヤレという表情で「フランスに住んでるならフランス語を話せ」と怒られたので、とりあえず「スミマセン」と謝る。
現地語が話せないのは自分が悪いとはいえ、これからリゾート地に行くというのに、こんなボロボロの夜行列車の矮小な二等客室の3段ベッドで見知らぬオジサンから怒られている夜。シュールすぎる。
しばらくすると、そのオジサンはチョコレートをくれた。その後、オジサンは他の乗客にもチョコレートを配り始めた。日本でもよく見かけるタイプのただの暑苦しくて世話好きな田舎のオジサンのようだ。

最早このオジサンのことはどうでも良かったが、とにかく夜行列車自体の居心地が悪かったので、さっさと寝てしまうことにした。
犯罪防止のためか、かなり頻繁に車掌が見回りに来たため、足音で中々眠りにもつけなかった。

 

翌朝、ニースに到着すると早速ホテルに荷物を預けた。
海沿いに位置する南フランスの美しい街並みに、前夜の疲れも吹き飛んだ。
宿泊先のホテルも中々気の利いた感じの部屋で、伝統的なフランスっぽい建物の小さな部屋で、窓から見える街並みも可愛らしかった。

ホテルの受付係は話好きの明るい女性だった。そこそこ年配のフランス人にしては英語が堪能だなと思ったら、スウェーデン人だった。「幼少期に姉の留学に付き添い仙台に住んでいたことがあり、その頃は日本語が話せたが、もう忘れてしまった」と話していた。彼女曰く「日本語は簡単ですぐに習得できたがフランス語は難しく勉強が大変だった」とのこと。「ほら、フランス語は難しいんだよ(・´з`・)」と昨日の夜行列車のオジサンに言ってやりたい気持ちになった(笑)

 

ホテルを出ると、絶景エズ村に向かうバスに乗りこんだ。
さすが夏のリゾート地、人が多かった。コロナ禍でもこれだけ多いのだから、常時は一体どれだけの人が集まるのだろうと思った。

エズ村は石造りの建築が特徴的な町である。石造りの村は他にも沢山あるが、エズは特にフォトジェニックな街並みで人気な観光地である。

 
 
 
 
 
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有名なのが、丘の上にある植物園からの見晴らし。植物園のチケットを買う人の多くが、植物園自体の見学ではなく、この展望台に登ることが目当てだと思う。
この植物園のチケットを買うのも、そこそこ列に並んで待つ必要があった。

 
 
 
 
 
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エズを一周して満足すると、一度バスでニースに戻り鉄道でマントンという街へ向かった。
コートダジュールには、バスや車で移動する必要のある小さな村々の他に、電車で移動できるいくつかの都市や町があるが、私が今回電車で訪れたのはマントンのみである。というのも、基本的に都市・町はどこも似たようなリゾート地で、特別何か目的がない限り、一番華やかなニースだけ訪れたら十分だと思った。

友人や恋人とのんびりバカンスを楽しむのであれば、有名観光地であるカンヌやモナコに足を運んだと思うが、今回は一人旅でフォトジェニックなスポットに狙いを定めていたので、事前にInstagramで見て一目惚れしたマントンという街を訪れることにした。

実際、この旅行のベストショットはマントンで撮った1枚。
マントンのカラフルな建築とビーチの写真を撮ることが、私の1つの目的だったと言っても過言ではない。
尚、午後に訪れたところ逆光で撮影に苦労したので、写真目当ての場合は午前中の訪問をオススメする。

 
 
 
 
 
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マントンのビーチはコートダジュールで最も美しい場所の1つだと思うが、撮影さえ済んでしまえば、他の都市と同様普通のリゾート地であり、特段やることのない場所である。

写真撮影に満足すると、その日はニースに戻り、ニースの海辺や街中を散策した。
コートダジュールの海沿いのリゾート地を楽しみたければ、ニースだけでも十分である。

パステルカラーの街並みが何とも可愛らしい。

 
 
 
 
 
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尚、今回の記事には残念ながら地中海料理に関する話題はない。というのも、先に述べた通りマシンガンのように旅行を繰り返していたため、欧州の料理に身体が疲れてしまっていたのと、1人の時はサクッと食べてサクッと次の行動に移りたい性分なので、誰かとゆっくり過ごすことが前提の海沿いのレストランはコスパが悪すぎたのだ。

ということで、完全に身体が日本食を欲していたので、実際のところニースでは日本食ばかり食べていた。
しかしながら、ニースにもクオリティの高い日本人経営のレストランが沢山あり、地中海で獲れた新鮮な魚で握ってくれる寿司屋や、地中海の野菜をふんだんに使用した定食屋など、結果的にコートダジュールならではの美味しい食事を楽しむことができたのもまた事実である。

 

翌朝はまたバスに乗り、サン・ポール・ド・ヴァンスという鷲の巣村に向かった。公共交通機関での移動が可能で個性的な村となると、やはり先ほど挙げたエズ村とこのサン・ポール・ド・ヴァンスを選ぶのが良いだろう。
あまり上手く撮影できなかったが、エズとはまた違った趣のある村であった。

 
 
 
 
 
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今回の旅行は1泊4日と呼べば良いのだろうか、現地1泊の車中泊が2泊だったので、丸2日間観光することができた。
鷲の巣村からニースに戻ると、夜行列車の時間までニースの撮影スポットを巡ったり、単なる散歩を楽しんだ。

ニースのビーチでは、こんな感じの写真を撮るのが楽しい。

 
 
 
 
 
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夕方、夜行列車に乗る時間となり、嫌々ながらも仕方なく駅のホームへ向かった。
この列車の酷さは既に往路で十分心得ていたため、何の期待もせずに客室に入り、ベッドの上に荷物を置くと、スマホを充電しに廊下に出た。

そんな時、5mくらい離れた場所で、1人の中年男性が窓に向かって奮闘しているのが目に入った。
往路に同じ客室に乗車していたオジサンとは正反対の小綺麗な男性だった。
窓を開けたいのだろうか、鍵の部分を触っては窓ガラスを持ち上げようとしている。

「窓を開けたいのですか?」

不意に私は男性に話しかけた。

すると男性は、

「うん、そうなんだけど、何か動かないんだよなこのドア・・・・お、動いたぞ!よし、開いた!」

と答え、見事に窓を開けることに成功した。

「この夜行列車は楽しいよ。途中、きれいに夕陽が見えるポイントがあるんだ。こうやって窓を開けて夜風に吹かれながら外を眺めるのは最高さ」

男性は話し続けた。物凄く綺麗な英語を話す人だ。
夜行列車が楽しいなんて、この人は正気なのだろうか。この時の私には全く理解できなかったが、夕陽が見えるポイントがあるなら是非見てみたいとは思った。

しばらくして乗客が次々乗ってくると、同じように窓を開けたくて困っている女性が別の車両に現れた。
それを見たこの男性は、すかさずその女性のところに駆け寄り、窓の開け方を教示した。
他にも車内で困っている乗客を見かけると、彼は色々と説明をして彼らを助けていた。

「あなたは車掌よりこの電車に詳しそうですね」

思わず私は零した。

「二等車は1部屋に三段ベッド2つなのに対して、一等車は1部屋に二段ベッド2つだけど、今は二等車もコロナ対策で1部屋4人までとなっているから、三段ベッドも真ん中を倒してしまえば二段ベッドになる。最下段の人は天井が広々使えて、一等車より快適になるよ」

「え、そうなんですか?」

彼は驚いた様子の私に客室を尋ね、中に入ると三段ベッドの真ん中をヒョイっと持ち上げてあっさり折りたたんでしまった。

「ほら、これで部屋が広くなっただろう」

男性の言う通り、本当に部屋が広くなった。
これでもうベッドの上に腰を掛けても頭をぶつける心配はないし、快適にのんびり過ごせそうだ。

よく見ると、私のベッドの向かい側の高齢の女性は子犬を抱いていた。
夜行列車で犬と同じ部屋で寝る日が来るとは夢にも思わなかったが、部屋が広くなって気持ちが高揚していた私は、最早何でもOKだった。
その時、この女性が何かを私に語り掛けてきた。
相変わらず私は理解できずに首をかしげていると、男性がすぐさま通訳してくれた。

「彼女、『この犬はいつも静かだから大丈夫なはずだけど、万一迷惑かけるかもしれないけどゴメンね』って言っているよ」

その後も部屋に車掌がやってきた時や他の乗客に話しかけられた時など、この男性が色々と通訳してくれて大変助かった。本当にこの列車のコンシェルジュのような男である。

 

さらに、この男性は他の客室も廻り、沢山の乗客たちに対して同様にベッドの中段を折りたたんであげていた。
しばらくの間、私はこの夜行列車のヌシのような人物の行動を唖然と眺めていた。一体この人は何者なのだろうか。

数分後、列車がニース駅を発つと、男性は最初に開けた窓のところへ戻ってきた。

「先程はありがとうございました」

私は簡単にお礼を言った。

「30年以上前と同じ車両を使っているから、コンセントは廊下にしかないし、設備もボロいけど、慣れれば快適さ。若い頃、僕はこの夜行列車には良くお世話になった。学校の修学旅行なんかもこの列車だったよ。だから、勝手は大体わかっている。夜行列車は一度廃止されて、つい最近復活したばかりから、車掌たちも不慣れのようだな。さっきも車掌が困っていたから、僕から色々説明してやったよ。ハハハ」

男性は窓の外を見つめたまま話し続けた。

「あと1時間ほどで夕陽が見えるよ」

眩しい西日が列車を照らす中、私はこの男性としばらく雑談を続けた。

お互いに相手の出自を探るような話はせず、ニースやコートダジュールの話やコロナの話などをしていたが、話の流れで私が日本出身だと話すと、彼は驚いた様子で、

「え、そうなの?僕は昔、もう何十年も前だけど、日本の航空会社に勤めていたんだ。パリのシャルルドゴール空港で働いていたけど、同僚は皆日本人だったよ。仕事中は英語で話していたけど、飲み会はずっと日本語だったから、僕の日本語も大分上達した。さすがに今はもう忘れてしまったけどね」

と話した。
この年代のフランス人男性でこんな聴き取りやすい英語を話す人は珍しいと思っていたが、空港職員だったと聞いて納得した。しかも、日本の航空会社。日本語まで話せるとは驚きだ(渡仏以来、なぜか私は日本語が話せる人と遭遇する確率が高めであった)。

男性の空港職員時代の話も興味深いものだった。当時は未だ東京からパリに直行便が無くて、ロシアで乗り継ぎが必要で渡航するだけでとんでもなく時間がかかったとか、色々な話を聞かせてくれた。

話している間にすっかり日が暮れ、車窓に映る南フランスの海辺の町も日没を迎え、おかげさまで美しい日の入りを楽しむことができた。

「この列車には寝台客室だけでなく、椅子に座るタイプの客席もある。そっちは基本ガラガラだから、食事をするときに利用するとちょうどいいよ。行ってみるかい?」

そう言って男性は私を別の車両に案内した。

彼の言う通り、椅子に座るタイプの車両は空席だらけだった。

「外の景色を見ながらここで食事をするのも楽しいものだよ。僕のサンドウィッチとデザートを半分分けるから、一緒に食べよう」

何から何まで用意周到な人だ。

食事を終えた我々は元の車両の廊下に戻り、消灯時間まで雑談を続けた。
消灯時間となり、車掌が何かを言いにこちらへやってきたので、さすがにそろそろお互い部屋に戻ろうということになった。
男性は「オヤスミナサイ」と日本語で挨拶をしてきたので、私はフランス語で「Bonne nuit」と答え、客室に戻った。

翌朝、この男性とはLinkedinで連絡先を交換し、別れを告げた。InstagramでもWhatsappでもFacebookでもなくLinkedinというところが紳士だと感じた(笑)

もう二度と会うことはないと思うが、この夜のことは一生忘れないだろう―――――。

 

それにしても、往路と復路、同じ夜行列車でここまで違うものかと驚愕した。
行きは地獄だと思っていた夜行列車が、帰りは天国のように思えた。

今でも、パリからニースに旅行に行くという人に、あえて夜行列車を勧めたいとは思わない。多少お金がかかっても飛行機の方が便利だし、日数に余裕があるなら鉄道でも日中の特急に乗った方が良いと思う。
私のように弾丸旅行で日数を節約したいなら夜行列車は役立つが、そもそもニースやコートダジュールのようなリゾート地は弾丸旅行で行く場所ではない。友人・恋人や家族などと一緒にゆっくりとした休日を楽しむべき場所なのだ。

だが、今回に限って言えば、私は夜行列車を選択したからこそ、こんな特殊で面白い経験ができたのである。

 

おかげさまで、Instagramでは先に挙げたマントンの写真が360以上のイイネ(Like)を頂くことができた。
その旅行のサイドストーリーであるこの記事も、同じくらい多くの読者の方に気に入っていただけたら大変ありがたい―――――そんなことを、ふと思ってしまった。

 

※【コロナ禍の欧州旅行】シリーズの記事一覧は以下のリンクよりご覧いただけます。

monamilyinparis.hatenablog.jp