Monamily in Paris (...in London/in Tokyo/in New York/etc...)

派遣留学でパリの街に恋し、東京でアメリカ軍人の夫と結婚し、日系企業の駐在員としてロンドンで単身赴任中の私の純ジャパ奮闘記

改めて、国際結婚した話でもしようと思います。

どうも、ロンドン駐在のmonamilyinparisです(←矛盾)

ブログのサブタイトルとAboutページを少し編集しました。改めて読み直すと、サブタイトル長すぎるんだけど、まあ事実なのでこれでいきますw
というか、変更前の能書きだと、英語できる人自称してるみたいで笑ってしまう。まあ、その頃の自分であれば、英語圏に住んだこともなくて海外経験無かったわけだから、よくパリでの大学院留学生活をやってのけるだけの英語力を身に付けたなって褒めてやっても別に良いと思うのよ。ところがどっこい、今の自分となると、アメリカ人の配偶者を持ったイギリス駐在員なわけだから、「いやいや、それにしては英語下手くそすぎだろwちゃんと勉強しろよバーカ」って説教したくなります。って背景もあって、サブタイトル変更したわけです。

・・・と、前置きが長くなりましたが、思い返せば2023年に入ってから、本当にバタバタとしていて、ゆっくりと色々思い返す時間(というか気持ちの余裕)が無かったので、今回は改めて結婚の話をしたいと思います。

前のブログでも書いた通り、元々結婚願望が全く無かった私が、事情あって自分でもビックリポンのスピード婚に踏み切ったわけですが、結局は「結婚したいと思える相手がいるかどうか」次第なんだなってつくづく思います。

不思議なもので、出逢った当初は特別「ピン!」と来ていたわけではなかったのが本音。
別に悪印象ってわけではないけど、端的に言うと「複数いる男性のうちの1人」という感じだった。
それが、時間を重ねていくうちに、「一緒にいて落ち着く人だな」「この人といる時の私は自然体でいられているな」って感じるようになってきて、付き合って喧嘩もするようになると、そのたびにお互いのことを一層分かり合えるようになって、どんどん好き度が増してきたって感じ。

時々「外国人が好きなのか」と聞かれるけど、別に外国人か日本人かという点にこだわりはなかったです(過去付き合った男性の95%以上は日本人ですし)。
あと、たまにミリタリーの男性が好きな女性とかもいますけど、私はそういうわけでもなかったです。
軍人が好きだったわけじゃないです。好きになった人がたまたま軍人だったんです(←「極道の妻たち」風)
ってか、どちらかというと正直、在日米軍ってあまり良いイメージが無かったですね。沖縄の問題とか詳しくはないけど、ニュースで見たり巷で聞いたりしている限り良い印象では無かったのは事実。まあ、彼もそういう日本人が多いのを把握していたから、事前に職業は明かしてなくて、初デートの時に言われましたw ぶっちゃけ、事前に軍人だと知ってたら会ってなかったかもしれないから、賢いと思いましたわ(笑)
ただ、思い返せば私も、東日本大震災の直後は、自分が電力会社の社員だってことを必要以上に言わないようにしてましたね。
公共性の高い仕事をしていると、一部の悪い人のせいで、真面目に仕事している人まで悪く言われてしまうのが世の常で、そういったイメージのせいで私も嫌な思いをしたことがあったから、彼の気持ちは理解できます。
実際、彼の誠実な人柄とか、仕事に対する姿勢とか、立派だと思うし尊敬できる人だと思えるので、相手個人のことを知る前に一般的なイメージで判断するのは良くないですね。
・・・とはいえ、「好きになった人がたまたま極道だったんや!」だと、今後の人生が大変なことになるので、やめておきましょう(笑)

そして、彼も私も欧州駐在の経験があって、その間にヨーロッパの色んな都市を主に一人で旅行しまくってたのは共通点だけど、当然ながら全然違う文化圏出身なので合わない部分も沢山あります。

でも、そういった違いも楽しめるし、違いがあるからこそ新しい発見がある。
日本人同士だと、自分の価値観と多少でも合わない部分、「えっマジかよΣ( ̄□ ̄|||)」って思うことを相手が言い出すと、モヤモヤしてしまいがちだけど、これが外国人相手だと、日本人同士ではありえないような思いもしないくらいぶっ飛んだ変化球が飛んでくることが多々ある。その時は反射的に「Σ( ̄□ ̄|||)」って顔をしてしまうものの、あとから思い出すと結構面白かったりする。自分が当たり前だと思ってたことがそうではないって気付かされたり、毎日が発見の連続なのです。こうやって、自分との違いに日々驚かされて学んで成長できるのは、国際結婚のメリットかなと思います。

例えば、平等院鳳凰堂がある京都の宇治市に行ったとき、駅を降りた瞬間に抹茶の良い香りが漂ってて、商店街にもお茶屋さんがいっぱいあって「飲み比べとかしたい(*'▽')!」と私はテンション上がりまくってたんですが、彼が零した一言は、

「スタバでコーヒー飲みたい」

・・・・・・・・・Σ( ̄□ ̄|||)

このシチュエーションで、どうやったらスタバでコーヒー飲む思考回路になるの!?

別に彼は悪くないんですけど、日本人同士で旅行していたら絶対に起こり得ないこの状況に免疫のなかった私は反射的に不機嫌になってしまいました。
私が機嫌悪くなったのを見た彼は「僕はコーヒーをテイクアウトするから、君の好きな店に行こう!」って言ってくれたんだけど、いや、そういう問題じゃないんだよな・・・。。。一緒に同じものを色々飲み比べするから楽しいんだよぉぉ!!って(笑)

結局、私もお茶はどうでもいいやって気分になったので一緒にスタバに行ってコーヒー飲んだんですけど、宇治のスタバ、和風お洒落な内装で結構気に入りましたwww
日本人同士だったら絶対に訪れなかった宇治のスタバを発見できたのは、彼のおかげだし、そもそも旅行だからってご当地の食べ物・飲み物にこだわりすぎる必要はないよなって思い直しました。
日本って全国どこへ行っても美味しいご当地フードがあるから、旅行中はそういうものを食べるべきって日本人は思いこんでしまっているけど、これが海外旅行だと美味しいローカルフードが無い国だって沢山あるわけで、思い返せば私もオランダでタイ料理食べたりとかしてました。日本でも、もしローカルフードの気分でなかったら、自分の食べたいモノ食べればいいんだよね、本当は。旅行の楽しみはご当地フードだけではないんだからさ。

思えば子どもの頃、家族旅行で蕎麦が有名な信州に行った時、「ピザが食べたい」と言ったら、母親から「せっかく信州に来たのにピザが食べたいなんて信じられない!蕎麦を食べなさい!!ヽ(`Д´)ノプンプン」と怒られた。だから、信州でピザを食べたいと思うことは悪いことで、どんなに身体がモッツアレラチーズとトマトソースを欲していても、蕎麦を食べなくてはいけないのだと思い込んでいたし、それが当たり前なんだと思い込んでいた。

でも、これって別にルールでもマナーでもないんだよね。
私はこういった慣習の中で育ってきた日本人なので、これからも信州では蕎麦を食べたいと思うけど、そう思わない人に対して強制する必要はない。
実際、彼も自分の要望は言うけど、私に強制することは決してしないわけで、「僕はこれが食べたいからこれを食べるけど、君は食べたいモノを食べればいい」ってスタンスなんですよね。
だから、私が彼に対して怒るのはお門違いだなって、今ならそう思えます。

一般的に、ラテン系アメリカ人男性は優しいって聞きますが、私の彼も本当にメチャクチャ優しいです。愛情表現が上手だし、きちんと話を聞いてくれるし、私のこと大事にしてくれてるなって実感できます。
未だ私が日本にいた頃、彼が住んでいる神奈川県の基地から私が住んでいた東京の東側までは電車で2時間位の距離だったんですけど、平日も週2回、仕事の後に会いに来てくれていました。彼は翌朝も仕事で5時に起きなのに(朝4時からテレビ会議があるってパターンもあったw)、21時くらいまで一緒にいてくれていましたね。私も残業だったりで、一緒にいられる時間より移動時間の方が長いことも多いのに、そこまでして会いに来てもらっていたのは本当に幸せなことでしたね。

彼がプロポーズしてくれたのも平日の夜で、初めてキスしたスカイツリーの展望台でのまさかのサプライズでした。
映画みたいに、ひざまずいて「パカッ!」って指輪出してくれました(⋈◍>◡<◍)。✧♡
元々、指輪は事前に一緒にお店で選んで注文してて、出来上がったら一緒に取りに行く予定だったのに、サプライズの前日に彼が1人でこっそり取りに行っていたのだから本当にビックリ。
いや、だって前日も平日だったし、注文したお店は私の家の方のエリアでしたからね。仕事後に片道2時間かけて、準備してくれてたなんて・・・感動ですわ。
というか、日本語話せないのにどうやって店員と会話したのかと尋ねたら、どうやら店員さんは誰も英語話せなかったけど、わざわざお店側でオンラインで通訳雇って、丁寧に対応してくれたらしいです。これはこれで、お店の人にも本当に感謝です。ダイヤモンドシライシ銀座店さん、本当にありがとうございます。

スカイツリーの展望台にある、七夕の短冊みたいなのをつるすコーナーに、私たちも短冊を結びました。
旦那が"For a long and happy marriage" と書いて、世界平和という大きな願い事をしている方の短冊の隣に吊るさせてもらいました(笑)

ゴールデンウィークの最終日(コロナ対策終焉の日)、付き合って4ヶ月記念日に婚姻届を提出しました。
国際結婚の場合、追加で用意する書類もいくつかあって、かつ相手が米軍関係者だと民間人の場合とはまた違ったプロセスだったりするんですが、情報はネット上に沢山あるので、すんなり準備できました。
(私が当時住んでいた墨田区の役所に提出したんですけど、米軍関係者と結婚して墨田区に届け出る人は殆どいないので、役所の担当の方はわからないことも多かったみたいですが、親切に色々調べてくれました。お手数をおかけしました)

下の写真は、ベタだけどやりたかったやつ♡
婚約指輪も結婚指輪も、キラキラしていて幸せな気分になります。
ちなみに旦那が昭和何年生まれなのかわからなくて調べたけど、どうやら外国人は西暦で書くルールらしいw

指輪はつけると下の写真のような感じ。
ちなみにこれはカサブランカのレストランで撮った写真。時系列バラバラで申し訳ないw

そんなこんなで、アメリカ人の男性と国際結婚して、俗にいうミリ妻になりました。
本当、まさか自分がミリ妻になるとは夢にも思わなかった。いや、ミリ妻っぽいこと何もしてないので、ミリ妻という自覚も特にないですけどね(笑)
普通は旦那の転勤に振り回されるのが常だと思うけど、逆に私の転勤で旦那を振り回してるっていう・・・w 現在私が英国駐在なので、旦那も次期異動希望は欧州に出してくれるということでメチャクチャありがたい。

尚、ブログでは割と良いことばかり書いて惚気ていますが、実際にはモチロン大変だったことも沢山あったし、上に書いたようなこと以外でも喧嘩する場面も沢山ありました。
きっとお互い何もかもが理想どおりではないし、これからも困難に直面する場面は多々あると思います。
何せ結婚して同居ゼロ日で単身赴任したので、今は逢えるだけで嬉しいけど、将来一緒に住み始めたらまた別の悩みも出てくることでしょう。
一般論として国際結婚が離婚率高めなのは、やはりそれだけ多くの人が苦労しているということ。生まれ育った環境、文化、言語が違えば、分かり合おうと努力しても難しいことは沢山あると思います。
でも、日本人同士であっても、人は皆それぞれ違う考え方を持っているわけだから、分かり合えないことだってある。将来何が起こるかなんて、結局は誰にもわからない。
そうであれば、今はただ、自分を一生愛すると誓ってくれた相手を信じて、相手の幸せのために自分ができることを1つ1つやっていくしかないのかなと思います。

考察よりも惚気の占める割合が高くなってきたこのブログですが、これからも適度に惚気つつ、割と特殊な環境・立場にある私だからこそ発信できるようなテーマで、色々考察していくことにします(星やコメントを頂けると励みになります!)。
質問やリクエストもあれば、ジャンジャンください。
また、旅行の写真等をInstagramに投稿しているので、こちらもフォローしていただけたら嬉しいです。

ってところで、宴もたけなわではございますが(←使い方おかしい)、今日はこんなところで。
今後とも、よろしくお願いいたします(*'▽')