Monamily in Paris (...in London/in Tokyo/in New York/etc...)

派遣留学でパリの街に恋し、東京でアメリカ軍人の夫と結婚し、日系企業の駐在員としてロンドンで単身赴任中の私の純ジャパ奮闘記

【コロナ禍の欧州旅行】フランス・マルセイユ編 ~18時以降外出禁止・博物館やレストランが閉鎖でも、最高に満足感のある旅行に~

2021年3月――――フランス国内のコロナ状況は芳しくなく、18時以降外出禁止ルールが続いていた。

これに加え、翌週からは更に厳しい規制が施行されるという噂が立っていたため、何が何でも今週末はパリから抜け出して弾丸で何処かへ行きたいという気持ちに駆られた。

何処に行こうかアレコレ考えた結果、TGV(フランスの新幹線)で3時間程度で行けて徒歩と公共交通機関だけでも観光がしやすいマルセイユに行くことに決めた。

また、内陸に位置するパリに住んでいたため、海が見たかったというのもある。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by 𝐌𝐨𝐧𝐚.𝐊 (𝐢𝐧 𝐏𝐚𝐫𝐢𝐬) (@monamilyinparis)

www.instagram.com

上記の写真は、ノートルダム ド ラ ガルド寺院の展望台から撮影したもの。言うまでもなく絶景なので、どんなに時間が無くてもマルセイユに立ち寄るならここだけは必ず訪れてほしい。

ちなみに、私はパリのオスマン建築が大好きなのだが、町全体の眺望を考えた時にマルセイユの方が都市設計が優れていると思うのが、近代建築が伝統的な建築とうまく調和している点だ。全体的がオレンジと白の2色で纏められており、建物の形状もパリの近代建築のような醜さは感じられない。

 

御覧の通り、マルセイユ地中海に面した港町で、港に足を運べば沢山の船と活気あふれる地元の若者の姿を見ることができる。
同じ南フランスでも、ニースに代表されるコートダジュールは洗練されたリゾート地なのに対して、マルセイユはもっと雑然としていて、治安が悪いと非難されることも多い。
確かにヤンチャな若者が多い点は頷けるが、私自身は危険を感じることは全くなかった。主観だが、マルセイユは結構横浜に似ていると思う。横浜駅西口の五番街で見かける(今は知らないが少なくとも15年前は生息していた)類のような人間模様が繰り広げられているだけ。もし、マルセイユが危険な場所なら、横浜も危険な場所ということになる。
旅行ブログ等を読んでいると、「ここは治安が悪い」「行かない方が良い」と神経質になりすぎなケースが多い気がする。勿論、平和ボケしている人は気を付けるに越したことはないのだが、別に日本が安全かというとそうでもない場合もある。

19ヶ国を旅行したことのある私が危険な目に遭ったのは全て日本国内(というか実家の近辺)だし、国や都市だけでは危険度なんて測れない。

 

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by 𝐌𝐨𝐧𝐚.𝐊 (𝐢𝐧 𝐏𝐚𝐫𝐢𝐬) (@monamilyinparis)

www.instagram.com

上記は古き良き下町風情の残るパニエ地区。

洗濯物が外に干されていたり、電柱や電線が外に出ていたりするのはパリでは見られない光景なので、とても新鮮だった。

その他にも、船に乗って小さな島を訪れてみたり、漁師町の小さな区画を訪れたり、マルセイユには素晴らしい見どころが沢山あるが、キリがないので割愛する。

写真を私のinstagramアカウント(@monamilyinparis)に沢山掲載しているので、興味があれば是非ご覧いただきたい。

 

さて、あたかも普通に観光を楽しめたかのように色々記載したが、忘れてならないのが、この時期は未だフランス全土で18時門限や博物館・飲食店の閉鎖が続いており、せっかくマルセイユに来ても博物館や寺院などの屋内観光施設には一切入場できないだけでなく、地中海料理に舌鼓することもできなかった。

実際、昼・夜の食事は全てホテル近隣のパン屋さんで済ませたし、18時以降はずっとホテルに滞在していた。

これを聞くと、「え、そんなので旅行が楽しめるの?」と思われるかもしれない。だが、不思議なもので、私は十分すぎるほど満喫することができた。

全ては発想の転換である。食事や博物館にお金をかける必要がないのなら、浮いたお金でホテルのランクを上げることができる。外出禁止となる18時以降、夕日や夜景を楽しみたいなら、眺望の良い部屋を予約すれば良い。衛生上の理由でホテルが食堂を閉鎖するため、朝食は部屋まで運んでもらえるので、VIP待遇のような気分が味わえる。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by 𝐌𝐨𝐧𝐚.𝐊 (𝐢𝐧 𝐏𝐚𝐫𝐢𝐬) (@monamilyinparis)

www.instagram.com

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by 𝐌𝐨𝐧𝐚.𝐊 (𝐢𝐧 𝐏𝐚𝐫𝐢𝐬) (@monamilyinparis)

www.instagram.com

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by 𝐌𝐨𝐧𝐚.𝐊 (𝐢𝐧 𝐏𝐚𝐫𝐢𝐬) (@monamilyinparis)

www.instagram.com

上記は全てホテルの窓から撮影した写真。平常時だったら18時以降も外出できる一方、観光客の波に揉まれて撮影は困難だっただろう。

余談ながら、19時過ぎくらいまで外でヤンチャな若者と警察が喧嘩していて、窓から眺めているのも中々面白かった(笑)

ちなみに、私が宿泊したホテルはGrand Hotel Beauvau Marseille Vieux Port というホテル。利便性・眺望・建物の美しさ・朝食・清潔さなど、申し分ないホテルだったのでとてもオススメだが、現在の価格をBooking.comで調べると250€以上することが判明。私が宿泊した時は170€位だったので、平常時に泊まれないランクのホテルに安価で泊まれるのもコロナ禍に旅行する醍醐味だと思う。


さて、【コロナ禍の欧州旅行】シリーズ第1弾「マルセイユ編」はお楽しみいただけただろうあか。もし、フランス旅行を考えているのであれば、マルセイユも是非目的地の候補に入れていただきたい。

このブログは未だ開設したばかりなので、旅行記以外にも何種類かのジャンルの記事を投稿していく予定だが、なるべく読者の皆様が面白いと思う記事を中心に書いていきたいので、コメント欄などに感想を頂ければ大変ありがたい。

(記事の種類によって文体も変わると思いますが、そのあたりもご容赦ください)

尚、この旅行記シリーズはInstagramアカウント「@monamilyinparis」の写真をベースにしておりますので、もし宜しければInstagramもフォローしていただけると嬉しいです。

 

では、またお会いしましょう!